もっと、社員の考えていることを聴きだすことはできないだろうか…。
JPSA横浜みなとみらい支部の佐藤絵里です。
前田社長が社長になった経緯
最初に、ちょっと前田社長が社長になられた経緯について触れます。
前田社長は創業者ではなく、事業承継をされた2代目社長だそうです。
同族経営ではなく、前の社長から「やってみないか?」と聞かれ、二つ返事で社長就任を決められたそう✨
即決ですか?!
当時のことをぶっちゃけしまうと、、、
前の社長よりも自分がやったほうが上手くいくと思っていたんだよね~。
実際、そんなうまくいくわけなくて、いろいろ大変でした(苦笑)
SORAの社員総会で、会社をこれからどう立て直していこうかという話題になって。
とある社員がとっさに「どうにもならないでしょ」って、つぶやいたんだよね。ぶっちゃけ、結構まずいなと思いました。。
なんと。。。
そんな状態の中、前田社長は『頂点への道』講座を受講されます。
そこで、選択理論心理学に触れ、とあることに気が付いたそう。
『頂点への道』講座って、どんな感じなの? 継続学習を決めたけど、本当に良かったのかな? なんだか理由が分からないけど、とにかく生きづらい。 こんな疑問をお持ちの方、継続学習に葛藤を感じている方へ、ぜひ読み進めて[…]
仕事で貢献したくない社員はいない
選択理論心理学には「5つの基本的欲求」という考え方があります。
「人は生まれながらにして、5つの基本的欲求(生存、愛・所属、力、自由、楽しみ)を有している」というもので、個人個人によって各欲求の強さも満たし方も異なります。
こんにちは。 選択理論心理学を学んで2年が経ちました、JPSA横浜みなとみらい支部の佐藤絵里です。 今日は、選択理論心理学における考え方の1つ『5つの基本的欲求』について、お伝えいたします。 […]
この5つの欲求の「力の欲求」をさらに細かく分類すると、「貢献の欲求」というものがあります。
「貢献の欲求」とは、まさにそのままの意味で「誰かの力になりたい。役に立ちたい。」という欲求✨
各個人によって欲求の強さは異なるものの、それぞれの欲求が0(ゼロ)という人はいないそうです。
ということは…
仕事においても、「貢献したくない社員なんていない」という前提を強く持つようになったんだよね。
そうしたら自然と、「社員の貢献の欲求を満たすにはどうしたらいいだろう?」って考えるようになりました。
愛社精神を育むための施策
「社員だって会社に貢献したいんだ」
そんな前提を持つようになった前田社長でしたが、実際問題、すぐに現状が変わるわけではありません。
そこで前田社長は、社員さんお一人お一人と面談する時間を毎月確保されたそうです。
社員の話を「聴く」ことに徹しました。
社員が望んでいることをとにかく聴いて、何が出てきても一旦は受け入れるようにしました。
そうして、あらゆる前提を排除して、社員の望みが叶うような方法を一緒に考えたんです。
そうなんですね!
SORAの社員さんから出てきた願いって、みんなすぐに実現できるようなものだったんですか?!
いや、もちろんすぐに実現できない望みばかりの社員もいたよ(笑)
その時は、すぐに叶えられそうな願望が出てくるまで繰り返し聴きました。
それで、社員1人の願望に対して、最低1つはすぐに実行していくのね^^
そうしたら、社員のほうも「この会社は自分の声を拾って、形にしてくれるんだ」ということを感じくれたからか、次第に愛社精神を持つようになってきました✨
②フレックス制の導入
③在宅勤務制度の導入
④兼業の許可
⑤男性の育休6か月取得OK
⑥稟議書の廃止
よくよく考えてみると、朝礼に参加しなかったり遅れたりする社員が結構いて、、、
「みんな、必要性を感じてないんちゃう?」って思って、廃止しました。
すごい✨
SORAの理念どおり、自由を作りだしてますね✨
僕自身の人生理念にも「自由」が入っているからね。
それに、社員の望みを叶えていったことで、「会社は聴いてくれる」という信頼感を確立することもできたし✨
世の中には「やりたくてもできない」っていう想いを抱いて自分自身にフタをしてしまっている人が多くいて。
それってすごい社会的損失でもあって。
もちろんその人自身の人生にとっても勿体ないことをしていて。
そんなひとたちが、自由に全力を発揮出来るような世の中になればと思って活動してます。— Tomoyasu Maeda/SORA corp. CEO/増収増益して残業削減 (@MaedaTomoyasu) July 10, 201
社長よりも会社を好きになってもらう意義
上にご紹介した社員さんの望みを叶えていく際、前田社長は「社員には、自分(社長)よりも会社を好きになってもらう」ことを意識されていたそうです。
自分で言うのも何だけど…
僕自身は、けっこう社員に好いてもらっている自覚があって(笑)
でも、例えば「僕が社長やめました」ってなった時に、社員が「じゃあ私もやめます」ってなるのは違うんだよね。
僕が社長じゃなくなったとしても、SORAは存続していくし。
そうなんですね✨
具体的には、どんなことをされたんですか?
(社長っぽいこと言ってる前田社長、初めて見た…)
一番意識したことは、会社に対して「心理的安全性」を持ってもらったことかな。
例えば、経験の長いエンジニアは「失敗する」ことや「質問する」ということに対して、躊躇する傾向があったんだよね。
でも、そうではなくて、「失敗は学習する機会」であることを伝えていきました。
僕自身が、先陣切って失敗していくところを見せたりなんだりして(笑)
前田社長がおっしゃるには、人は以下4つの不安を抱えているそうです。
✅ ネガティブと思われる不安
✅ 無能と思われる不安
✅ 邪魔する人と思われる不安
退職した社員がSORAに仕事を持ってきた?!
社員さんにとって、会社を安心安全な空間にしていく行動を続けた結果、前田社長も驚くような出来事が起こったとか。
✅ 退職した社員がSORAに仕事を持ってくる。
✅ 社員が代表(自分)の仕事を減らそうとする。
✅ 社員がSORAの売り上げを増やそうとする。etc…
すごい✨
退職した社員さんとも交流があるのって、いいですね✨
うん^^
持ってきてくれた案件を見て、「(元社員は)かなり年収あがったんやな」って思った(笑)
うん。
コンテストの協賛企業の一つだったシャープ株式会社さまの賞
前田社長の戦略的おちゃめな一面
選択理論心理学に触れたことをきっかけに、社員さんの望みを聴いて、実行し、安心安全空間を作り、自分の望む現実を作ってこられた前田社長。
この記事だけ読むと、なんだかかっこいい社長のように思えますが(笑)
先月のJPSA横浜みなとみらい支部の定例会では、なんとこんな格好でプレゼンをされていました。
こういうのまんざらでもなく好きっていうのもあるけど。
マリオの恰好をした理由はちゃんとあるよ(笑)
実は、先月のJPSA横浜みなとみらい支部の定例会では「夏まつり」をテーマに、いつにもましてお子さま連れの方が参加しやすい定例会にした経緯がありました。
それで、お子さまでもプレゼンテーションの内容が分かるように、あえてマリオにしたんだとか。
マリオにとって、「目的」はピーチ姫を助けて世界を平和にすること。
そのための「目標」はクッパを倒すこと。
(一瞬でも変態だって思ってごめんなさい)
子供たちにも大人気だったんじゃないですか?✨
……最初はちょっと引かれてたけどww
最後はハイタッチしてくれました✨
『相手に求める技術』というテーマで、プレゼンをしてくださいます。
喜多先生のプレゼンですが、こんな方にとくにおススメ!
♦メンバーの成長を願う経営幹部、マネージャーの方
♦お互いの成功を喜び合えるビジネスパートナーをお探しの方
♦身近な人との人間関係を良くしたい方
♦人ともっと深く関われるようになりたい方
♦選択理論消化不良病から一刻も早く脱したい方
部下などマネジメントする相手に選択理論的に関わろうと試みるがゆえに、伝えるべきことも伝えられなくなってしまう状態のこと。