私にとっての『頂点への道』とは・・

「俺、パイロット向いてないかも」

 

2012年の夏
副操縦士から機長に昇格しての初フライト

家族が応援に駆けつけてくれたにも関わらず、
操縦桿を握った手はガクガク震え、
座席の背は汗でグッショリ濡れていた。

 

“情けない・・”

 

私はプロとしての自信をどうしても手に入れたく、
すがる思いで近所の本屋へと駆け込んだ。

そこで1冊の本と出会う。

 

『一生折れない自信のつくりかた』

 

この出会いこそが、
後に私を『頂点への道』講座へと誘う。

初受講当日

周りの受講生の方からは
「松好さん、パイロットってもう成功されてるん
だから、別に学びに来なくたっていいじゃない!」

当時の私は成功どころか、墜落寸前。
華やかなイメージだけで見られることが心底嫌だった!

そんな私を上昇気流へと導くきっかけとなったのが、
青木先生からのひとつの問いかけだった。

 

『あなたの仕事の本質は?』

 

えっ?仕事の本質?

機長という立場でありながら、即答できない自分がいた。

 

そして青木先生はこう続ける。

『本質を追求したものだけが本物となる』

 

衝撃が走った!

 

本質すらまともに答えられない自分が、
この時ハッキリと

 

“君はプロとして偽物だ”

そう青木先生から言われた気がした。

 

偽物、偽物、偽物・・

頭の中でこの言葉がこだまして、
同時に怒りにも似た想いが込み上げてきた。

 

“偽物なんて嫌だ!俺は絶対に本物のプロになる!”

この燃えるような願望が、
翌日ある場所へと向かわせた。

 

日本航空安全啓発センター

そこには今から34年前に起きた、JAL123便墜落事故の
残骸や遺書などの実物が展示されている。

 

すると、亡くなられた520名の方の声が聞こえてきた。

“怖いよう、、死にたくない、、助けて、、”

乗客にとってパイロットは唯一の希望だった。

おそらくこの飛行機にのっていた全ての人が、
パイロットに生きる希望を託していたはず。

 

〜プロとは、希望である〜

 

この想いを胸に、ただひたすら7年間学び続けてきた。

 

気がつけば、
プロを育てるプロ(教官)に抜擢され、
飛行時間10000時間という大台を突破し、
JPSAプロスピーカーに合格して、
横浜みなとみらい支部の支部長の任を受け、
全国で講演活動などをするようになった。

またこの学びの価値を空の仲間へと広げるべく
エアマン有志勉強会《FLY》を立ち上げて、
これまで毎月連続開催68回、国内外航空会社10社、
累計参加人数1800名にご参加いただいている。

 

私の変化を間近で見ていた妻や弟も共に学びはじめ、
2人ともJPSAプロスピーカーとなった。

自分を中心とした変化の波が、
家族、会社、業界、社会へと広がっている。

 

ビジネスはサクセス!
プライベートはハピネス!

 

青木先生をはじめとする、
この学びを通して出会ったくださった
全ての方へ心から感謝している。

 

学び始めた頃、「頂点への道」って、
目の前に延びているものとばかり思っていた。

しかしこの7年間の学びを振り返った時、
もがきながらも必死にチャレンジしてきた
自分がそこにはいた。

 

私にとっての『頂点への道』とは、
まるで飛行機雲のように私の後ろへと続く、
墜落寸前から上昇気流へと這い上がってきた生きた証。

 

そして今その飛行機雲を振り返ってみて、
“よくやった”と言える自分がここにいる。

これからも自分自身の人生のパイロットとして、
ますます素敵な飛行機雲を残せるように、
生涯学び続けていきたいと思う。

 

I HAVE CONTROL
〜私の人生の舵は私が握る〜

“今までの全てのことに感謝しています”

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